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Channel: 京都大学 大学院文学研究科・文学部
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2017年12月9日 文学研究科公開シンポジウムの開催について

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文学研究科では、来る12月9日(土)に下記のとおり、文学研究科・文学部公開シンポジウムを開催致します。

詳細は、【ポスター】をご覧下さい。

 

日時:12月9日(土) 午後1時30分から午後5時30分頃

場所:京都大学文学部第3講義室 (京都市左京区吉田本町)


平成30年度京都大学大学院文学研究科修士課程学生および博士後期課程編入学生の募集要項が発表になりました。出願期間が変更になっておりますので、ご注意ください。(平成29年10月)

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今年度から、大学院入学試験受験の出願期間が12月中旬に変更になりました。論文および論文要旨の提出は1月初旬です。

京都大学文学研究科・文学部の学生便覧に記載されている予定表から変更がありますので、特に京都大学文学部生はご注意ください。

詳細は、下記のサイトをご覧ください。

 

大学院修士課程募集要項

https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/wp-content/uploads/2013/05/7901b137c6177738235f0b390a47bcff.pdf

大学院博士後期課程編入学生募集要項

https://www.bun.kyoto-u.ac.jp/wp-content/uploads/2013/05/98f68fa7df367d4d450a199fb605adad.pdf

 

 

2017年12月5日~17日 文学研究科主催による展覧会の開催について

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文学研究科では、下記のとおり展覧会を開催いたします。

詳細は、ポスターをご覧ください。

 

展覧会

『20世紀初頭、京都における科学と人文学と芸術の邂逅―スウェン・ヘディンがチベットで絵描いた絵と京都帝国大学文科大学に残された遺産』

 

日時:12月5日(火)~12月17日(日) 9時30分~17時(最終日は16時30分まで)(第1月曜日は休館)

場所:京都大学百周年時計台記念館 1階 企画展示室(京都市左京区吉田本町)

後援:スウェーデン大使館(東京)  協力:ヘデン財団

 

 

2017年11月23日(木)~26日(日)ロシア革命百周年記念映画祭「映像に刻まれたロシア革命」

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京大人文研アカデミー2017連続レクチャー上映会『ロシア革命百周年記念映画祭―映像に刻まれたロシア革命―』が、2017年11月23日(木)~26日(日)、京都文化博物館にて開催されます。スラブ語学スラブ文学専修にゆかりのある中村唯史、伊藤順二、小川佐和子、大平陽一、楯岡求美他の先生方も講師として登壇されます。皆様ぜひご来場ください。 お待ちしています。

ロシア革命百周年記念映画祭―映像に刻まれたロシア革命―
開催場所:京都文化博物館

上映スケジュール:
11月23日(木・祝)
13:30~ 『母』
17:00~ 『干渉戦争』

11月24日(金)
18:30~ 『26人のコミッサール』

11月25日(土)
13:30~ 『十月』
17:00~ 『十月のレーニン』

11月26日(日)
13:30~ 『ロマノフ王朝の崩壊』
17:00~ 『チェパーエフ』

入場料:一般500円、大学生400円、高校生以下無料・各回入替制

レクチャー講師:
マクシム・パブロフ(ロシア国立映画博物館副館長)
伊藤 順二(京都大学人文科学研究所准教授)
大平 陽一(天理大学教授)
小川 佐和子(京都大学人文科学研究所助教)
楯岡 求美(東京大学准教授)
中村 唯史(京都大学文学研究科教授)
八木 君人(早稲田大学専任講師)

主催:京都大学人文科学研究所

共催:京都文化博物館、国際交流基金

協力:
アテネ・フランセ文化センター
京都大学文学部・大学院文学研究科スラブ語学スラブ文学専修
東京大学文学部・大学院人文社会系研究科スラブ語スラブ文学研究室
科研費基盤研究(B)「オーラルヒストリーによる旧ソ連ロシア語系住民の口語言語と対ソ・対露認識の研究」(課題番号I6H05657)

お問い合わせ先:
京都文化博物館
〒604-8183 京都市中京区三条高倉 Tel:075-222-0888 Fax:075-222-0889

森下 達さん(二十世紀学専修博士課程修了)が第41回日本児童文学学会奨励賞を受賞されました!

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森下 達さん(二十世紀学専修博士課程修了)が第41回日本児童文学学会奨励賞を受賞されました!

詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

 

                                

 

森下 達(もりした・ひろし)

二十世紀学専修博士課程修了

京都大学文学博士(2015年7月23日学位取得)

 

 

 

文学研究科主催の展覧会と講演会が開催されました。(2017年12月)

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12月5日(火)から17日(日)まで、京都大学百周年時計台記念館1階企画展示室において、展覧会『20世紀初頭、京都における科学と人文学と芸術の邂逅―スウェン・ヘディンがチベットで描いた絵と京都帝国大学文科大学に残された遺産』が、スウェーデン大使館(東京)による後援、また、スウェン・ヘディン財団の協力を得て、開催されました。

ヘディンがチベット探検(1906~1908年)中に描いた原画、京都で作成された原画の模写、ならびにチベットの写真のほか、1908年11月29日、ヘディン来学時に開かれた展覧会で陳列された漢籍やヘディンの著書などを大勢の来場者に見ていただくことができました。比較的短い会期であったにもかかわらず、遠方から足を運んでくださった方々もおられました。厚く御礼申し上げます。

 

 

展覧会とあわせて、12月12日(火)午後1時30分から3時まで、時計台記念館2階会議室Ⅲにおいて、講演会『20世紀初頭、京都における科学と人文学と芸術の邂逅―スウェン・ヘディンがチベットで描いた絵と京都帝国大学文科大学に残された遺産』が開催されました。マグヌス・ローバック在日スウェーデン大使の来賓挨拶に続いて、

  1. 田中和子(文学研究科):ヘディンと文科大学
  2. 池田巧(人文科学研究所):スウェン・ヘディンの見たチベットと現在のチベット
  3. Håkan Wahlquist(ヘディン財団):Sven Hedin as artist and photographer

と 題する3つの報告が行われました。講演会終了後、展覧会場での展示説明を兼ねて、質疑応答の時間が設けられました。
学内外から45名の方々が参加され、熱心に耳を傾けていただいたことに、心から御礼申し上げます。

 

 

 

宗教学研究室紀要 第14号(2017年)

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横田冬彦先生最終講義のご案内

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歴史文化学専攻日本史学専修 横田冬彦 教授 の最終講義を以下のとおり開催いたします。

題目:「日本近世における書物文化の成立」

日時:2018年3月17日(土曜日)14時~16時

場所:文学部新館2階・第3講義室

参加費:無料

申し込み:不要

 

主  催 :横田冬彦先生退職記念事業会

連絡先:文学部日本史学研究室(内線2789) kyoto.u.jh*gmail.com (*を@に変えてください)

 

 


アレクサンドル・エトキント氏公開講義「歪んだ喪:ソ連『雪どけ』期の文学と映画におけるスターリニズム」のお知らせ

横田冬彦先生最終講義のご案内

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横田冬彦先生の最終講義を以下のとおり開催いたします。

日時:2018年3月17日(土曜日)14時~16時

場所:文学部新館2階 第3講義室

題目:「日本近世における書物文化の成立」

参加費:無料

申し込み:不要

皆さまのご参加をお待ちしております。

Kyoto Art History Lecture: Bernini and the Art of Europe in the Seventeenth Century

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下記のとおり講演会を開催します。

Kyoto Art History Lecture: Bernini and the Art of Europe in the Seventeenth Century

2018年2月9日(金)16:00~17:30

京都大学文学部新館 第4講義室

16:00–16:45 Lecture

Prof. Sebastian Schütze (University of Vienna)

Bernini’s Drawings as Gifts: Rituals between Friendship, Courtly Politics and International Diplomacy

16:45–17:00 Coffee Break

17:00–17:30 Discussion

チラシはこちらからダウンロードできます。

この講演会はどなたでも来聴できます(聴講無料、事前申し込み不要)。

連絡先 美学美術史学専修 平川佳世(hirakawa.kayo.6z*kyoto-u.ac.jp)(*を@にかえてください)

文献文化学専攻大学院進学説明会開催のお知らせ

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文献文化学専攻大学院進学説明会を開催いたします。

詳しくはこちらをご覧ください。

3月22日、23日に国際会議”Colonial Mobilization in Africa and Asia during the Second World War: Soldiers, Labourers and Women”を開催いたします。

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2018年3月22日、23日に国際会議”Colonial Mobilization in Africa and Asia during the Second World War: Soldiers, Labourers and Women”(「第二次世界大戦におけるアフリカ・アジア植民地の動員―兵士・労働者・女性―」)
[主催:「第二次世界大戦期植民地兵の研究―植民地世界の戦争・労働・ジェンダー」(科学研究費補助金 基盤研究A 代表 永原陽子)]を開催いたします。

詳しくはこちらをご覧ください。

2018年4月9日 日独二国間研究プロジェクト(DAAD/JSPS)“Entangled Pasts in the Global Present:Gender, Labor and Citizenship”主催によるワークショップ “History and Memory”を開催いたします。

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4月9日に、日独二国間研究プロジェクト(DAAD/JSPS)(代表:Harald Fuess, 永原陽子)“Entangled Pasts in the Global Present:Gender, Labor and Citizenship”の主催によるワークショップ”History and Memory”を開催いたします。

詳しくはこちらをご覧ください。

「創造のためのアーカイヴ 映画文化を楽しむー講演・活弁・上映ー」のお知らせ

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『戦艦ポチョムキン』などで有名なエイゼンシュテイン監督の生誕120周年を記念して、ロシアから映画研究者のナウム・クレイマン氏を招き、『イワン雷帝』等の上映とともにお話しを伺う講演会が、3月3日に、京都文化博物館で行われるとのことです。『イワン雷帝』第3部関係の映像も一部公開されるそうです。3月1-4日まで、関連の催しも企画されています。興味のある方はぜひ行きましょう。詳しくは下のフライヤーとサイトをご覧ください。

リンク:京都文化博物館映像情報室

 

 

 

 

 

 


第六回京都大学・復旦大学・香港城市大学東アジア人文研究ワークショップを開催いたします

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2018年3月18日・19日、京都大学大学院文学研究科棟2階第6・7講義室において、第6回目の3大学交流ワークショップを開催いたします。

詳しくはポスターをご覧ください。

 

お問い合わせ:q_a@socio.kyoto-u.ac.jp 社会学研究室

2018年度授業概要

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系共通

○伊藤和行「科学史I」(講義)(前期 火2)

〔授業の概要・目的〕
科学とは時間や空間を超えた普遍的なものと一般に考えられているが、人間の営みである以上、科学も歴史のなかで誕生し発展してきたものであり、その成果も歴史的な文脈によって規定されている。とりわけ近代科学は17世紀西欧社会において誕生したと考えられ、近世・近代日本における自然研究および近代日本への西欧科学の導入を、当時の歴史的文脈の中で理解することは、現代科学の理解にとっても重要である。

〔授業計画と内容〕
本講義では、近世日本における科学の発展を、17世紀から20世紀初頭(江戸時代から明治・大正期)までたどり、どのようにして近代西欧科学が日本に移入され、定着されていったのかを検討する。
以下の項目に従って進める予定である。

  • イントロダクション
  • 西欧における科学の誕生と発展
  • 江戸時代の科学:蘭学から洋学へ
  • 明治維新前後の科学
  • 明治期日本の近代科学の導入
  • 大正期日本における科学の定着
  • まとめ
○伊藤和行「科学史II」(講義)(後期 火2)

〔授業の概要・目的〕
科学とは時間や空間を超えた普遍的なものと一般に考えられているが、人間の営みである以上、科学も歴史のなかで誕生し発展してきたものであり、その成果も歴史的な文脈によって規定されている。とりわけ近代科学は17世紀西欧社会において誕生したと考えられ、「科学革命」と呼ばれている。この歴史的事件を当時の歴史的コンテキストの中で科学的活動を理解することは、現代科学の理解にとっても重要なものである。

〔授業計画と内容〕
本授業では、西洋世界における科学の歩みを、古代ギリシアから17世紀科学革命までたどる。
具体的には、近代科学誕生の際に中心となった天文学と運動論の歴史的変遷を古代から17世紀まで考察する。
次のような計画に従って講義を進める予定である。

  • 1. イントロダクション
  • 2. 天文学の歴史
    • 2-1. 天体の運動について
    • 2-2. 古代の天文学:地球中心説(プトレマイオスの理論)
    • 2-3. 近代の天文学:太陽中心説(コペルニクスからケプラー、ガリレオへ)
  • 3. 運動論の歴史
    • 3-1. 古代・中世の運動論:アリストテレスの運動論とインペトゥス理論
    • 3-2. 近代の運動論:ルネサンスの技術者とガリレオの運動論
  • 4. 17世紀科学革命:ニュートンによる天上と地上の運動理論の統合

特殊講義(学部・大学院共通)

○伊藤和行「近代日本の地球物理学ー松山基範と地磁気逆転の発見」(特殊講義)(前期 木2)

〔授業の概要・目的〕
この授業では、京都帝国大学教授だった松山基範の地球物理学の業績を取り上げ、20世紀初頭の日本における地球物理学について検討する。また松山の代表的な業績である地磁気逆転現象の発見とプレートテクトニクス理論の発展についても考察する。

〔授業計画と内容〕
以下の項目に従って進める予定である。

  • 1:イントロダクション
    • 明治以降の科学の発展
    • 京都帝国大学と松山基範の業績
    • 地磁気逆転現象とプレートテクトニクス理論の歴史
  • 2:松山基範の科学的業績
    • 古磁気学と地磁気逆転現象の発見
    • 重力測定と重力異常の発見
○伊藤和行「ガリレオの「新しい科学」」(特殊講義)(後期 木2)

〔授業の概要・目的〕
この授業では、近代科学の父と言われるガリレオの「新しい科学」に関して、天体観測と宇宙論を中心に考察する。1609年12月に始まる望遠鏡による天体観測は、宇宙論の変革、さらには自然学の革命を導いたものであり、このトピックの考察を通じて、誕生期の西欧近代科学についての理解を深める。

〔授業計画と内容〕
以下の項目に従って進める予定である。

  • 1:イントロダクション
    • 17世紀科学革命
    • ガリレオの生涯と業績
  • 2:ガリレオのテキストの検討
    • 初期:『星界の報告』・『太陽黒点論』
    • 中期:彗星の本性に係わる論考・『偽金鑑識官』
    • 後期:『世界系対話』・『新科学論議』
○伊勢田哲治「科学・合理性の文化相対性? Cultural relativity of science and rationality?」(特殊講義)(前期金2)

〔授業の概要・目的〕
この特殊講義のテーマは科学の哲学的側面にかかわるさまざまな話題をとりあげる形で毎年変更されます。今回の講義では科学や合理性というものが文化に相対的なものではないか、という考え方について、基本文献の検討を中心としつつ、日本文化における事例を使いながら一緒に考えていきます。西洋的な合理性は普遍性を持つのか、それとも文化ごとに異なる合理性があって、西洋からは迷信や魔術と見えるものも独自の合理性をそなえているのか、という問題は人類学や「社会科学の哲学」と呼ばれる分野で長らく論じられてきたテーマです。また、科学社会学では、科学的知識というものが社会的に構築されるという考え方が影響力を持ってきましたが、これが正しければ異なる文化においては異なるものが科学的知識とみなされることもありえます。日本においても日本に特有の科学のあり方がありうるのではないか、ということが議論されたことがありました。こうした問題について一緒に考えて行きたいと思います。

The topic of this special lecture varies every year, picking up various topics related to the philosophical aspects of science. This year, we examine the idea that science and rationality may be culturally relative, by reading basic texts and considering cases from Japanese culture. Is Western rationality universally valid, or are there different rationalities from one culture to another, where seeming superstitions and magic have rationality of their own? This issue has been discussed in anthropology and in a discipline called ‘philosophy of social sciences’.
Similarly, the idea that scientific knowledge is socially constructed has been influential in sociology of science, and if this idea is correct, different societies have different scientific knowledge. In Japan, there also has been arguments on the possibility of uniquely Japanese science. We explore these issues together.

〔授業計画と内容〕
授業は日本語と英語で行われます。
以下は扱うトピックの暫定的リストです。(一項目に1-2週かけます)
The lectures will be given both in Japanese and English.
Tentative list of topics (we will spend one or two weeks for each topic)

  • 第一部:合理性論争
    • 1 問題の見取り図
    • 2 エヴァンズ=プリチャードとウィンチ
    • 3 テイラーの議論
    • 4 事例研究:血液型性格判断の合理性?
    • 5 その後の展開
  • 第二部:科学的知識の社会的構成
    • 6 クーンの通約不可能性の概念
    • 7 科学知識社会学
    • 8 科学的知識の社会的構成への批判
    • 9 事例研究:日本的科学の可能性?
    • 10 その後の展開
  • Part I: the rationality debate
    • 1. Overall picture
    • 2. Evans Prichard and Winch
    • 3. Taylor’s argument
    • 4. Case study: rationality of blood-type character assessment?
    • 5. Later developments
  • Part II: social construction of scientific knowledge
    • 6. Kuhn’s notion of incommensurability
    • 7. Sociology of scientific knowledge
    • 8. Criticisms of social construction of scientific knowledge
    • 9. Case study: Uniquely Japanese Science?
    • 10. Later developments
○伊勢田哲治「確率の哲学の現在」(特殊講義)(後期水2)

〔授業の概要・目的〕
確率の哲学は「確率とは何か」という非常に抽象的な考察、「科学の各分野において確率はどのように使われているか」といった科学と確率の関係についての考察、さらには「不確実な情報下での意思決定をどう行うべきか」という実践的な考察など、多様な面をもつ。今回の授業では、近年出版されたOxford Handbook for Probability and Philosophyを手がかりとして、こうした多面的な確率の哲学の現在の姿を知り、そこで取り上げられるさまざまなテーマに対して自分なりの見解を持てるようになることを目指す。

〔授業計画と内容〕
以下のようなテーマを扱う予定(一項目に1-2週かける)

  • 第一部 歴史的背景
    • 1 確率論入門
    • 2近代統計学の起源
    • 3確率的認識論の起源
  • 第二部 確率とは何か
    • 4 頻度説
    • 5 主観説
    • 6 傾向性説
    • 7 幅のある確率判断
  • 第三部 確率の応用
    • 8 ベイジアンネットワーク
    • 9 統計力学における確率
    • 10 量子力学における確率
    • 11 決定理論
○Leon Horsten 「Introduction to the Philosophy of Mathematics」(特殊講義)(前期水2)

〔授業の概要・目的〕
Mathematics poses a special challenge philosophy. Firstly, it is not immediately clear what the subject matter of mathematics is. The subject matter of our empirical scientific theories is arguably the physical world around us, but it seems unclear in what sense concrete physical entities can be the subject matter of mathematics. For this reason, it has been argued that mathematics is not about physical but about abstract entities. But this poses a problem for mathematical epistemology: how can we, as biological creatures, acquire knowledge of a realm outside the physical universe (the realm of abstract objects)? Thus, by philosophically reflecting on mathematics, we learn about metaphysics (concrete versus abstract entities), epistemology (a priori knowledge), and about the relation between mathematics and the empirical sciences.

〔授業計画と内容〕
The lectures will be given in English.
The topics that are covered roughly follow the structure of the textbook, and are the following

  • 1. Mathematics as a philosophical challenge
  • 2. Attempts to reduce mathematics to logic
  • 3. Formalism
  • 4. Intuitionism
  • 5. Empiricism
  • 6. Nominalism and fictionalism
  • 7. Mathematical intuition
  • 8. Philosophy of set theory
  • 9. Structuralism 1: eliminative structuralism
  • 10. Structuralism 2: non-eliminative structuralism
  • 11. The quest for new axioms
○標葉隆馬「「科学技術と社会」を洞察するための技法」(特殊講義)(前期集中)

〔授業の概要・目的〕
知識基盤社会とも呼ばれる現代において、科学技術が社会に対して与える影響は、知識生産にとどまらず、種々の倫理的・法的・社会的影響(Ethical, Legal, and Social Implications: ELSIs)など多岐に渡っている。
本講義では、「科学技術」と「社会」の間の界面で生じる様々な問題群の構造的課題と諸相を理解するための視座を見につけることを目的とする。
そのための一つの方法として、とりわけ科学社会学・科学技術社会論・科学技術政策論の見地から、具体的な事例に注目した分析を概観し、講義を進めていく。

〔授業計画と内容〕

  • (1)ガイダンス
  • (2)幹細胞・再生医療研究を巡る倫理的・法的・社会的影響(ELSI)
  • (3)幹細胞・再生医療研究を巡るメディア報道
  • (4)幹細胞・再生医療研究を巡るコミュニケーションの問題
  • (5)先端科学技術を巡る「ロックイン」問題―Socio-technical Imaginary(社会技術的想像)の視点から
  • (6)先端科学技術を巡るELSIに切り込むための技法①―リアルタイム・テクノロジーアセスメント(RTTA)
  • (7)先端科学技術を巡るELSIに切り込むための技法②―リアルタイム・テクノロジーアセスメント(RTTA)
  • (8)先端科学技術を巡るELSIに切り込むための技法③―ナノテクノロジーからの教訓
  • (9)東日本大震災を巡る社会的課題①-概論
  • (10)東日本大震災を巡る社会的課題②-メディア分析の視点から
  • (11)東日本大震災を巡る社会的課題③-メディア分析の視点から
  • (12)科学技術政策概論
  • (13)科学技術政策の現在-「責任ある研究・イノベーション(Responsible Research and Innovation: RRI)」という視点
  • (14)研究評価システムが持つ課題
  • (15)まとめ
○杉本舞「第二次大戦期前後のコンピューティング史を考える」(特殊講義)(後期 金2)

〔授業の概要・目的〕
この授業では、戦間期・第二次世界大戦中のコンピュータ開発に関するさまざまな側面を取り上げながら、理論史・思想史・文化史・ハードウェア史をはじめとしたコンピューティング史への多様な取り組み方について理解を深めることを目指す。具体的には、第一次AIブームのさきがけとなった様々な研究活動や思想について、コンピューティング史の観点から考察し、コンピュータをとりまくさまざまな研究分野の重なりや関連性、またその変化についても検討していきたい。

〔授業計画と内容〕
授業は以下の計画で進める。講義形式の授業と、授業内で指定した文献に関するディスカッション等を組み合わせながら進める予定である。

  • ガイダンス
  • 「機械の脳」という発想(2回)
  • 第二次世界大戦中のコンピュータ開発(2~3回)
  • 戦時研究との関係(1~2回)
  • コンピューティング史における先取権争い(1回)
  • 数学・論理学分野との関連性の検討(1回)
  • サイバネティクスの興隆(1~2回)
  • 脳・神経系とのアナロジー表現(1回)
  • メディアにおけるハイプ(1回)
  • まとめ・フィードバック

演習(学部・大学院共通)

○伊藤和行「トマス・クーンと科学史」(演習)(前期 火3)

〔授業の概要・目的〕
20世紀を代表する科学史家のひとりであるトマス・クーンの論文集『科学革命における本質的緊張』をテキストとし、「科学革命」・「パラダイム」概念を中心とする、彼の科学史研究を検討し、科学史の方法について考察する。

〔授業計画と内容〕
以下の項目に従って進める予定である。
イントロダクションののち、『科学革命における本質的緊張』の各章の内容を各出席者に報告してもらい、ディスカッションを行う。

  • 1:イントロダクション
    • トマス・クーンの生涯と業績
    • 科学史研究の歴史
  • 2:『科学革命における本質的緊張』の検討
    • 第1部 クーン科学史論集
    • 第2部 クーン科学哲学論集
○伊藤和行「江戸の天文学と伊能忠敬」(演習)(後期 火3)

〔授業の概要・目的〕
この授業では、日本全図の作成で知られる伊能忠敬を取り上げ、江戸時代の科学技術に関する理解を深める。伊能忠敬の測量活動は、天文学的関心から始められたものであり、当時の天文学が反映されていた。彼の測量日誌等の検討を通じて、当時の天文学・測量術について考察する。

〔授業計画と内容〕
以下の項目に従って進める予定である。

  • 1:イントロダクション
    • 江戸の天文学と測量術
    • 伊能忠敬の人生とその背景
  • 2:伊能忠敬の活動
    • 『天文手簡』
    • 測量日誌
○伊勢田前期演習(金3)

科学の方法としてのコンピュータ
〔授業の概要・目的〕
科学の道具としてコンピュータが導入され、科学のあり方は大きく変化した。ハンフリーズの『われわれを拡張する』は、科学におけるコンピュータの役割を哲学の視点からとらえなおし、科学者とはどういう存在か、科学の方法論とは何かといった問題について興味深い視点を提供している。この授業ではハンフリーズの問題意識を共有するとともに批判的に検討していく。

〔授業計画と内容〕
以下のテキストを輪読形式で読み、内容についてディスカッションを行う。
Paul Humphreys (2004) Extending Ourselves: Computational Science, Empiricism and Scientific Method. Oxford University Press.
基本的に一回の授業でテキスト15ページ程度を読み、それについてディスカッションする形ですすめる。学生は一人ないし複数で一回の発表を担当する(担当者は事前に決めておく)。

○伊勢田後期演習(金3)

科学における「認識的文化」
〔授業の概要・目的〕
近年の科学哲学、科学技術社会論の領域では、「科学」という名で一括される営みの多様性に着目した研究が増えている。そうした中でも、クノール=セティナの「認識的文化」に関する議論は、知識生産の営みの「文化」的な側面を事例にもとづいて考察した研究としてよく名前が挙がる。この授業では、クノールセティナの議論を輪読形式で読み進め理解するとともにディスカッションを通じて批判的な検討を行うことを目的とする。

〔授業計画と内容〕
以下のテキストを輪読形式で読み、内容についてディスカッションを行う。
Knorr Cetina, K. (1999) Epistemic Culture: How the Sciences Make Knowledge. Harvard University Press.
前半の5章を中心に読む。
基本的に一回の授業でテキスト15ページ程度を読み、それについてディスカッションする形ですすめる。学生は一人ないし複数で一回の発表を担当する(担当者は事前に決めておく)。

○伊藤和行・伊勢田哲治「科学哲学科学史セミナー」(演習)(前期 水4)

〔授業の概要・目的〕
科学史および科学哲学における、基礎的な知識の理解を向上させるとともに、近年の研究動向についての知識を得る。それらを基盤として、卒業論文/修士論文の作成に必要な基礎的な力を養う。また関連する研究会や学会での発表に向けて、日本語および英語での発表の技量を磨くとともに、研究会誌や学会誌への投稿へ向けて執筆に必要な基礎力を養う。

〔授業計画と内容〕
授業に出席する各学生に研究の進行状況を報告してもらい、研究テーマの設定、先行研究についての理解などについて個別に指導を行う。研究会や学会の発表に備えてそのシミュレーションを行ってもらい、各自のプレゼンテーション技法について指導を行う。発表順や具体的な発表課題・内容等については、出席学生と担当教員とで相談をして決める。

○伊藤和行・伊勢田哲治「科学哲学科学史セミナー」(演習)(後期 水4)
〔授業の概要・目的〕
科学史および科学哲学における、基礎的な知識の理解を向上させるとともに、近年の研究動向についての知識を得る。それらを基盤として、卒業論文/修士論文の作成に必要な基礎的な力を養う。また関連する研究会や学会での発表に向けて、日本語および英語での発表の技量を磨くとともに、研究会誌や学会誌への投稿へ向けて執筆に必要な基礎力を養う。

〔授業計画と内容〕
授業に出席する各学生に研究の進行状況を報告してもらい、研究テーマの設定、先行研究についての理解などについて個別に指導を行う。研究会や学会の発表に備えてそのシミュレーションを行ってもらい、各自のプレゼンテーション技法について指導を行う。発表順や具体的な発表課題・内容等については、出席学生と担当教員とで相談をして決める。

○矢田部俊介「論理学演習1」(演習)(前期 火5)

〔授業の概要・目的〕
本授業の最終的な目標は、受講者が論理的で明晰な思考に慣れ、何かを主張する際にはその主張がどのような根拠に基づいているかを明確化し、抜けも漏れもない論証ができるようになることである。そのための練習の題材としては、哲学的論理学、そのなかでも 「論理とは何か」という問題をとりあげる。我々は日常、推論を行い、そして「論理的」という言葉をよく使う。もちろん「論理的」であることが要求される。 しかし、「論理」とはいったい何だろうか。日頃、無反省に、知っているつもりで使っている概念の意味を問い直すのは、哲学の重要な仕事の一つである。
本演習では、数学における定理の証明がシミュレートできる、「論理」と呼ばれうるような、記号を処理する体系(「形式的体系」)を紹介する。 具体的には、最小述語論理の自然演繹の体系の解説と問題演習を行う。

〔授業計画と内容〕
最小述語論理は、論理結合子の導入規則と除去規則のみを持つ、基本的な論理体系の一つである。前期の前半は、まず最小述語論理の自然演繹の体系を紹介する。問題演習を通じ、各自が自然演繹の証明が出来るようになることが目標である。また、後半には、最小論理上で算術の体系「最小算術Q」を例に、数学における多くの証明が最小論理で遂行可能であることを示す。同時に、原始再帰法など計算の基本概念を紹介する。
具体的な授業計画は以下の通り。

  • ①論理学とは何をする学問か
  • ②形式言語
  • ③最小命題論理の⇒-導入規則および除去規則
  • ④最小命題論理の∧、∨-導入規則および除去規則
  • ⑤最小命題論理の問題演習
  • ⑥遠回りのない証明
  • ⑦量化子と最小述語論理
  • ⑧最小述語論理の∀-導入規則及び除去規則
  • ⑨最小述語論理の∃-導入規則及び除去規則
  • ⑩最小述語論理の問題演習
  • ⑪形式的な自然数論
  • ⑫原始再帰的関数と”2+2=4″の証明
  • ⑬再帰関数の数値的表現可能性
  • ⑭総合演習
  • ⑮形式的な論理学と言語の哲学
○矢田部俊介「論理学演習2」(演習)(後期 火5)

〔授業の概要・目的〕
我々は日常的に推論を行う。また「論理的」という言葉をよく使う。哲学においてももちろん「論理的」であるこ とが要求される。 しかし、「論理」とはいったい何だろうか。日頃、無反省に、知っているつもりで使っている概念の意味を問い直すのは、哲学の重要な仕事の一つである。
また「論理」とはいったい何かという問題は、現代の大きな問題である。というのも、20世 紀以降、古典論理の体系以外にも多くの異なる論理体系が提案されているからである。それらの非古典的な体系が論理と呼ばれるなら、ある体系が「論理」と呼ばれるためには、どんな性質を満たしていることが必要だろうか。
本演習では、最小述語論理の自然演繹の体系の解説から始め、最小論理・直観主義論理・古典論理での論理式の証明とそのモデルを使った議論が出来るようにすることを目的とする。その中で、単なる記号の処理を行なう体系が「論理」と呼ばれるにはどんな性質を満たす必要があるかを考察する。

〔授業計画と内容〕
前半では、前期に紹介した最小述語論理を例にとり、論理結合子の意味とは何かを、「証明論的意味論」と呼ばれる立場から考察する。具体的には、ベルナップの「トンク」の例を題材に、論理結合子の条件とは何かを考え、保存拡大性や証明の正規化といった論理学の基本概念を理解することを目指す。 後半では、最小論理に論理規則を付加し拡張した論理体系を紹介する。つまり、最小論理に矛盾律、 排中律と論理規則を加え、直観主義論理、古典論理の体 系を得る。これらの例により、論理規則が加わるにつれて、論理式の証明は難しくなるものの、そのモデルは簡単になることを示す。また、その考察により、健全性や完全性といった記号とモデルの関係に関する基本概念の理解を目指す。
最後に、論理学の話題として、ゲーデルの不完全性定理等も紹介する。
具体的な授業計画は以下の通り。

  • ①論理結合子の意味とは何か、意味の理論1と意味の理論2
  • ②意味の理論2と論理結合子の条件:プライアーの「トンク」、ベルナップの保存拡大性
  • ③プラヴィッツの「反転原理」
  • ④ダメットと証明の正規化可能性
  • ⑤「ホームズ論法」と矛盾律、直観主義論理
  • ⑥直観主義論理の問題演習
  • ⑦排中律と古典論理
  • ⑧古典論理における証明・問題演習
  • ⑨古典論理と真理表
  • ⑩古典論理と完全性定理
  • ⑪完全性定理の証明
  • ⑫総合演習
  • ⑬(エクストラ課題)ゲーデルの不完全性定理
  • ⑭(エクストラ課題)ゲーデルの不完全性定理の証明
  • ⑮(エクストラ課題)不完全性定理の意義

授業時間割表

※上段は前期を、下段は後期を表す

1限 2限 3限 4限 5限
伊藤 講義
科学史I

伊藤 講義
科学史II

伊藤 演習
トマス・クーンと科学史

伊藤 演習
江戸の天文学と伊能忠敬

矢田部 演習
論理学演習1

矢田部 演習
論理学演習2

Horsten 特講
Introduction to the Philosophy of Mathematics

伊勢田 特講
確率の哲学の現在

伊藤・伊勢田
科哲史セミナーI

伊藤・伊勢田
科哲史セミナーII

 伊藤 特講
近代日本の地球物理学

伊藤 特講
ガリレオの「新しい科学」

伊勢田 特講
科学・合理性の文化相対性?

杉本 特講
第二次大戦期前後のコンピューティング史を考える

伊勢田 演習
科学の方法としてのコンピュータ

伊勢田 演習
科学における「認識的文化」

 

集中・その他

(前期集中)特講 標葉「「科学技術と社会」を洞察するための技法」

特定研究員の募集につきまして

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文学研究科哲学研究室では、特定研究員の募集をいたします。

詳しくは、こちらをご覧ください。

文学研究科において、第六回東アジア人文研究ワークショップが開催されました。

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2018年3月18日~21日に、京都大学大学院文学研究科において、第六回東アジア人文研究ワークショップが開催され、京都大学文学研究科の中国語学中国文学専修、中国哲学史専修、地理学専修、社会学専修、東洋史学専修の博士課程を中心にした大学院生16名が参加しました。

このワークショップは、2013年より復旦大学と京都大学の合同で行われてきました。初回は京都で開催され、以降は、復旦大学の所在する上海と京都とで交互に開催されてきました。2017年より香港城市大学が正式に加わり、三大学合同のワークショップとなりました。

この合同ワークショップは、東アジアの人文学の将来を担う次世代研究者が相互に強力連携して、①自分の専門領域のみならず隣接領域の最先端の研究にふれて国際的・学際的な交流を発展させること、②相互にゲストとホスト役を交替しながら国際共同研究のマネージメントの経験を蓄積すること、を目的としてこれまで実績を積み上げてきました。また濃密な時間を共有することで個人的に友情を深め、将来の東アジア社会の相互理解に貢献することも目指してきました。
今回のワークショップには、復旦大学から博士課程の院生・研究生12名ならびに段志強准教授と張佳准教授、香港城市大学から博士課程の院生10名ならびに陳學然准教授と趙穎之准教授が参加しました。京都大学の担当教員は、松田素二教授、木津祐子教授、宇佐美文理教授、田中和子教授、緑川英樹准教授、および平田昌司研究科長でした。

18日と19日の二日間にわたる研究発表は、「文学と宗教」、「歴史と思想」、「芸術と文物」、「歴史と地域」、「文学と文人」、「思想と学術交流」、「現代の学術と教育」、「現代社会と制度」の8セッションに分かれ、各セッション座長も参加学生が担当しました。1発表あたり20分の持ち時間、使用言語は中国語あるいは英語として、ユニークな発表と活発な討議が行われました。二日目のセッションを終えた後、各セッションの座長からの報告を踏まえて総括討論も行われました。

二日目最後のプログラムとして、相互の知的背景を理解するために、「京都:国際交流と土着文化」と題する『京都講座』を開催し、20日の京都市内巡検ならびに21日の郊外巡検の概要説明が行われました。

20日は「京都南部地域の歴史と文化」というテーマで巡検が行われました。黄檗山萬福寺で一切経の版木による印刷を見学した後、伏見の伝統的酒蔵群、宇治の平等院、八幡の石清水八幡宮に分かれて現地見学を行いました。21日は滋賀県湖東地域の山間部に所在する2つの施設、奥永源寺渓流の里(道の駅)とMIHO MUSEUMを訪れ、過疎化の進む地域における活性化と観光を考えるフィールドトリップが行われました。両日を通じて、京都の伝統的な文化と近郊地域の現代的な課題について、歴史的視点からも今日的な視点からも学ぶことができた有意義な巡検でした。

本ワークショップにおいては、準備段階から現地での活動、報告書のとりまとめにいたるまで、参加する院生が「第6回 京都大学-復旦大学-香港城市大学  東アジア人文研究討論会 実行委員会」を組織し、委員全員が協力して担当しました。

ワークショップの回数を重ねつつあるなかで、学生たち自身がワークショップ運営により積極的に関わるようになりつつあり、三大学の院生同士の交流がより親密なものになっていることを実感できる、実り多いワークショップでした。また、三大学の担当教員の間でも協働のための協議が進み、「各大学所蔵の文物を素材とする共同研究」の実施に向けて動き出すこととなったのも大きな成果といえるでしょう。

最後になりましたが、今回のワークショップ開催にあたり、松居和子さん(社会学専修)はじめ、事務の方々や関係の皆様から多くの協力をいただきました。厚く御礼申し上げます。

ワークショップの様子は、こちらをご覧ください。

次回2019年のワークショップは、復旦大学文史研究院で開催の予定です。

なお、本事業は、平成29年度全学経費(064510)「若手研究者による異文化理解と多言語による学際的研究交流のための事業経費」の助成を受けた。

文学研究科主催 セミナー開催のご案内

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文学研究科主催のセミナーが開催されます。

詳しくはこちらをご覧ください。
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