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Channel: 京都大学 大学院文学研究科・文学部
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米家泰作

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准教授 Taisaku Komeie

komeie.taisaku.8s[at]Kyoto-u.ac.jp ( [at]を@に変えてください)

 

専門分野/研究課題/キーワード

歴史地理学 / 近世・近代日本の環境とコロニアリズムの歴史地理 / 山村,焼畑,環境,ツーリズム,心象地理

  • 現在の研究テーマ・関心

近世・近代日本とその植民地を主な対象として,次の4つの領域において研究を進めている。(1)山村地域の歴史地誌, (2)森林環境とその利用に関する学術的・政策的理解の構築,(3)史跡景観とその歴史地理的理解の形成,(4)コロニアル・ツーリズムとその経験・表象・編成。

経歴

1993年 京都大学文学部卒業

1995年 京都大学大学院文学研究科地理学専攻修士課程修了

1995-98年 日本学術振興会特別研究員(DC)

1998年 京都大学大学院文学研究科地理学専修博士後期課程修了(学位取得)

1998-99年 日本学術振興会特別研究員(PD)

1999年 日本地理学会研究奨励賞

1999年 愛知県立大学文学部・講師

2001年 同上・助教授

2003年 京都大学大学院文学研究科・助教授

2006-07年 東北芸術工科大学東北文化研究センター・共同研究員

2007年 同上・准教授(現職)

2007-10年総合地球環境学研究所・共同研究

所属学会

人文地理学会 日本地理学会 歴史地理学会 韓国歴史文化地理学会 名古屋地理学会 史学研究会 史学会 名古屋歴史科学研究会

主要業績

  • 著書(単著・共著)

米家泰作 (2002):『中・近世山村の景観と構造』校倉書房,366頁.

  • 著書分担執筆(2005年以降)

米家泰作(2007):歴史の地域調査,梶田真ほか編『地域調査ことはじめ』ナカニシヤ出版, 46-57.

Komeie, T. (2010): The early modern rural landscape, in A. Kinda (ed.) A Landscape History of Japan, Kyoto University Press, 137-161.

Komeie, T. (2010): Modernization of the countryside, idem, 163-185.

Komeie, T. (2010): Landscapes in literature and painting, idem, 223-242.

米家泰作(2011):近代林学と焼畑―焼畑像の否定的構築をめぐって―,原田信男・鞍田崇編『焼畑の環境学―いま焼畑とは―』思文閣出版,168-190.

米家泰作(2014):焼畑による山地植生の利用と開発―17~18世紀の紀伊山地を例として―,宮本真二・野中健一編『自然と人間の環境史』海青社,213-236.

Komeie, T. (2016): Self-portrait of a village, in Wigen, K., Sugimoto, F., Karacas, C. (eds) Cartographic Japan: A History in Maps, The University Press of Chicago, 56-58.

  • 著書(その他)(2005年以降)

米家泰作(2005):(執筆専門委員)瀬戸市史編纂委員会編『瀬戸市史 資料編三 原始・古代・中世』愛知県瀬戸市,459頁.

米家泰作(2007):(執筆専門委員)瀬戸市史編纂委員会編『瀬戸市史 通史編上』愛知県瀬戸市,464頁.

Kinda, A., Komeie, T., Minamide, S., Mizoguchi, T., and Uesugi, K. (eds) (2010) Proceedings of the 14th International Conference of Historical Geographers, Kyoto 2009, Kyoto University Press, 313p.

  • 訳書(2005年以降)

B・グレアム,C・ナッシュ著(2005):(米家泰作・上杉和央・山村亜希訳)『モダニティの歴史地理』古今書院,370頁.

  • 学術雑誌論文(2005年以降)

米家泰作(2005):歴史と場所─過去認識の歴史地理学─.史林,88-1,126-158.

米家泰作(2005):近世出羽国における焼畑の検地・経営・農法─村山郡のカノを中心に─.歴史地理学,47-2,1-23.

米家泰作(2005):<山村>概念の歴史性─その視点と表象をめぐって─.民衆史研究,69, 3-20.

Komeie, T. (2006): Colonial environmentalism and shifting cultivation in Korea: Japanese mapping, research and representation. Geographical Review of Japan, 79(5), 664-679.

米家泰作(2007):植民地朝鮮における焼畑の調査の表象.季刊東北学,11,2-86.

米家泰作(2011):扶余神宮と史蹟―植民地朝鮮における「内鮮一体」の景観―.歴史の理論と教育,135・136合併号,45-61.

米家泰作(2012):「近代」概念の空間的含意をめぐって―モダン・ヒストリカル・ジォグラフィの視座と展望.歴史地理学,54-1,68-83.

Onoda, K., Miyamoto, S., Komeie, T., Fujita, H., Kawahara, N., and Kawaguchi, H. (2013): Historical geography in Japan since 1980. Japanese Journal of Human Geography, 65(1), 1-28.

米家泰作(2014):近代日本における植民地旅行記の基礎的研究―鮮満旅行記にみるツーリズム空間―.京都大学文学部研究紀要,53,319-364.

米家泰作(2014):近代林学と国土の植生管理―本多静六の「日本森林植物帯論」をめぐって―.空間・社会・地理思想,17,41-56.

米家泰作(2016):草原の「資源化」政策と地域―近代林学と原野の火入れ―.歴史地理学,58(1),19-38.

  • 主要なプロジェクト(これまで獲得してきた競争的資金 [代表者] )

科学研究費補助金・若手研究B「日本統治下の朝鮮半島における森林環境の把握と表象に関する歴史地理学的研究」2005年度~2007年度

科学研究費補助金・基盤研究C「日本統治期の朝鮮半島における史蹟景観の歴史地理学的研究」2008年度~2010年度

科学研究費補助金・基盤研究C「近代日本のコロニアル・ツーリズムと北東アジアの心象地理」2011年度~2013年度

科学研究費補助金・基盤研究C「近代日本のコロニアル・ツーリズムと植民地体験に関する歴史地理的研究」2014年度~2017年度


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