公開講義
「社会学と文学:20世紀初頭のロシア・ジャーナリズムにおける新しい方法とその受容」
Социология и литература: новые методы и приемы в журналистской практике в России в начале XX в.
近年の文学研究では、文学作品がどのような環境の中で生成されてきたのかを、文学とそれを取り巻く状況との関係を、当時の文脈に即して具体的・実証的に考察する傾向が強まってきています。19世紀末から20世紀初頭の文学とジャーナリズムの関係について、トルストイ他を専門とするアレクサンドロフ先生にお話しいただきます。
[講師紹介]アレクサンドル・アレクサンドロフ(Александр Александров) 先生
ロシア科学アカデミー・ロシア文学研究所(プーシンスキー・ドム)主任研究員。専門は19世紀末-20世紀初頭のロシア文学史、草稿分析、文献学。主な編著に『レフ・トルストイの家出と死』(2010年)、『A.A.イズマイロフ:同時代人との往復書簡』(2016年)、論文に「インフォメーションとしてのレフ・トルストイの健康」、「ペテルブルグにおけるトルストイ博物館の創設にメディアがはたした役割」他、文学作品や作家とメディアの関係を考察した論考多数。現在、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター客員准教授として日0本に滞在中。
[日時]2017年 1 月 12 日(木) 18時―20時
[場所]京都大学文学研究科(文学部校舎) 2 階 第4講義室
聴講無料・予約不要
使用言語:ロシア語(通訳あり)
問い合わせ先: 京都大学文学研究科スラブ語スラブ文学専修 075-753-2781(直通) nakamura.tadashi.6r@kyoto-u.ac.jp