12月3日(土)午後1時30分から6時10分まで、文学部第3講義室において、公開シンポジウム「近代日本における学術と芸術の邂逅―ヘディンのチベット探検と京都帝国大学訪問―」が開催されました。山極壽一総長の開会の辞に続いて、
- 田中和子(文学研究科):1908年、ヘディンの京都訪問による遺産とその意義―京都大学文学部地理学教室に残された模写作品
- Håkan Wahlquist(ヘディン財団):Sven Hedin as artist and photographer: extending the techniques of cartography at the turn of the last century
- 白須淨眞(広島大学敦煌学プロジェクト研究センター):20世紀初頭の国際政治と日本―大谷光瑞とスヴェン・ヘディン
- 高本康子(北海道大学スラブ研究センター):近代日本人と「ヘディン」
- 松田素二(文学研究科):探検・科学・異文化理解―ヘディンの軌跡を通して考える
- 池田巧(人文科学研究所):スウェン・ヘディンの見たチベット:そして109年後の現在
ヘディンとチベットをめぐる以上の6つの報告の後、「総括」(田中和子・文学研究科)が行われ、平田昌司文学研究科長の閉会の辞でシンポジウムを終えました。全体の進行は、木津祐子(文学研究科)が担当しました。
学内外から82名の方々が参加され、熱心に耳を傾けていただいたことに、心から御礼申し上げます。