CAPEワークショップ:A Workshop on Cultural Diversity and Moral Responsibility
下記の内容で,2014年1月25日(土)にCAPEイベントとして、Houston大学の哲学者・倫理学者Tamler Sommers教授をお招きし、A Workshop on Cultural Diversity and Moral Responsibilityを開催します。
Sommers教授は2012年に道徳的責任と自由意志をテーマとした著書 Relative Justice を出版されました。
本書では、「道徳的責任」の概念内容をめぐる文化的差異についての考察を通じて、〈道徳的責任に関する客観的に正しい理論は存在しない〉という「メタ懐疑主義」の立場が主張されます。
この見解は道徳的責任と自由意志を考察する哲学者の大半が共有する前提を攻撃するものであり、その点できわめて斬新であり挑戦的であると言えます。
また、この見解を擁護する際にSommers教授は、文化人類学的知見のみならず、進化生物学や発達心理学などの多様な経験科学へ言及しますが、この点も本書の特色のひとつであると言えます。
本ワークショップではまずSommers教授にご自身の立場に関する講演をして頂きます。
そして、コメンテーターによる質問および全体でのディスカッションを通じて、道徳的責任および自由意志に関する私たちの理解を一層深めることを目指します。
本テーマにご関心のある方は、ふるってご参加ください。(なお、講演、ディスカッション等はすべて英語で行われます。)
Sommers教授の経歴などに関しては、Houston大学の次のサイトをご参照下さい。
http://www.class.uh.edu/faculty/tsommers/
ワークショップの詳細の予定は以下です。
A Workshop on Cultural Diversity and Moral Responsibility
日時:2014年1月25日(土)13:00~18:00(18:30~懇親会)
場所:京都大学文学部校舎・第3演習室
(http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_y.htmの8番の建物です)
スケジュール
13:00-14:30 Tamler Sommers (University of Houston)Title: TBA
14:30-14:45 break
14:45-15:30 Sho Yamaguchi (Kyoto University) Title: TBA
15:30-16:15 Taku Sasaki (Ritsumeikan University) Title: TBA
16:15-16:30 break
16:30-18:00 Discussion
(講演のタイトルなどは追ってご連絡します)