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京都大学大学院文学研究科(アジア研究教育ユニット) 研究員(特別教育研究)募集要領

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京都大学大学院文学研究科(アジア研究教育ユニット) 研究員(特別教育研究)募集要領
京都大学大学院文学研究科(アジア研究教育ユニット)では、下記の要領で、研究員(特別教育研究)を募集する。ASEAN地域・東アジア・南アジアをはじめとする世界各地の大学・研究機関の研究者と連携して、総合的なアジア研究を創成する事業に意欲をもつ次世代研究者の応募を期待する。
1.研究員名称と募集員数
研究員(特別教育研究) 約20人
2.所属
京都大学大学院文学研究科(アジア研究教育ユニット)
3.採用時期と任期
1)採用時期 平成25年5月1日(予定)
2)任  期 着任日から平成26年3月31日までとし、延長は行わない。
4.職務内容
1)本ユニットの趣旨に適う研究を実施し、その成果を発表すること。
2)本ユニットの運営に関連する各種業務、たとえばワークショップ、セミナー、教育活動などに協力すること。
3)国際連携大学等において調査研究および本ユニット関連業務に従事すること。
5.応募資格
1)総合的なアジア研究を創成に関して研究関心をもち、この分野の開拓と国際的研究ネットワークの構築に意欲を有する次世代研究者。この課題に関連する研究内容である限り、専門分野は問わない。
2)採用時において博士号を取得していること。ただし、近い将来に博士号取得の見込みがある者、および博士号取得と同等の業績がある者についても考慮する。
3)国籍は問わないが、本プログラムの運営に関連する各種業務を遂行するのに支障をきたさない程度の英語能力および日本語能力を有すること。
4)採用時において、以下の条件に適うこと。
・大学院等の学籍を有さず、本職以外の常勤の職(日本学術振興会特別研究員等を含む)を有さないこと。
・原則として勤務地(京都大学)に通勤可能な地に居住すること。
6.雇用条件および待遇
1)週1日3時間
2)待遇は時間雇用教職員とし、時給は1500円とする。交通費は支給しない。
3)本学図書館や学術情報ネットワークなどの施設利用資格が与えられる。
7.応募書類
1)応募用紙 (書式を下記のウェブサイトからダウンロードすること)
2)履歴書 (同上。同等の内容が記載されていれば他の書式でも可)
3)研究業績一覧(査読の有無を明記すること)
4)主要な研究成果(3点以内。英語以外の外国語の場合は日本語か英語の要約を添付すること)
5)本ユニットの研究員(特別教育研究)としての研究計画と抱負(A4用紙1枚程度)
6)応募者の学識・研究について照会可能な方2名(内1名は本ユニット運営協議会メンバーであること)の氏名・所属・連絡先(応募用紙の所定欄に記入すること)。
*本ユニット運営協議会メンバーは以下を参照
*応募のために提出された書類は原則として返却しない。
8.応募期日
平成25年3月27日(水)必着
9.選考と採用通知
書類審査の合格者には、必要に応じて面接審査を実施する場合がある。
10.書類請求および提出先
1)応募用紙などは、以下のウェブサイトからダウンロードすること。
2)すべての応募書類は、下記のプログラム事務局宛として、簡易書留で郵送すること。その際、封筒表に「文学研究科(アジア研究教育ユニット)研究員(特別教育研究)応募」と朱書すること。
11.問い合わせ先
アジア研究教育ユニット事務局にe-mail(asean6.office☆socio.kyoto-u.ac.jp)で問い合わせること。(☆→@ に変換してください)
(応募書類の送付先・問い合わせ先)
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
京都大学大学院文学研究科内
「アジア研究教育ユニット」事務局
電話:075-753-2466
e-mail: asean6.office☆socio.kyoto-u.ac.jp (☆→@ に変換してください)

2012年度の授業

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日本哲学史研究室ホーム

講  義

教官 藤田正勝 種別 講義 学部(2回生以上)
曜日・時限 通年 金・5 教室 文学部新館 第6講義室
*教室が上記に変更となりましたのでご注意下さい
題目 日本哲学史講義
概要・目的 日本哲学史研究の意義について考察するとともに、日本哲学史上論じられてきた主要問題について概観し、検討を加える。
内容 最初に総論として日本哲学史研究の意義および方法について考察する。その後、各論として言葉、経験、自己、他者、身体、技術、美、死等の哲学上の諸問題を取りあげ、西田幾多郎や田辺元、九鬼周造、和辻哲郎、三木清、西谷啓治らの思想を手がかりに、哲学的・哲学史的に考察する。
テキスト・参考文献 藤田正勝『西田幾多郎――生きることと哲学』(岩波新書)
藤田正勝編『日本近代思想を学ぶ人のために』(世界思想社)

特殊講義

教官 藤田正勝 種別 特殊講義 学部(3回生以上)・大学院
曜日・時限 前期 月・4 教室 総合研究2号館 第9講義室
題目 田辺元の「種の論理」
概要・目的 西田幾多郎の後継者でもあり、批判者でもあった田辺元(1885-1962)の独自の哲学、いわゆる「種の論理」の内容と意義について検討する。
内容 田辺元の思索は多岐にわたったが、その中心に位置するのは、1934年以降発表されたいわゆる「種の論理」である。この「種の論理」がどのようにして形成されたのか、それはどのような内容をもつのか、それはどのような意義をもったのか、あるいはその現代的な意義はどこにあるのか等々の問題について、この時期に書かれた田辺の諸論文の読解を通して明らかにしたい。
テキスト・参考文献 『田辺元哲学選Ⅰ・種の論理』(岩波文庫)
教官 藤田正勝 種別 特殊講義 学部(3回生以上)・大学院
曜日・時限 後期 月・4 教室 総合研究2号館 第9講義室
題目 経験と言葉、および日本語の論理をめぐって
概要・目的 経験と言葉との関わりを中心に、言葉(日本語)がどのような意味で哲学の問題になりうるのかを考察したい。
内容 経験と言葉ないし表現との関わり、日本語の論理的構造、日本語で思索する意義など、哲学と言葉との関わりについてさまざまな観点から考察を加えたい。さらに哲学的文献の翻訳の問題についても考えてみたい。
テキスト・参考文献 授業中に紹介する。
教官 田中久文 種別 特殊講義 学部(3回生以上)・大学院
曜日・時限 前期集中 教室 未定
題目 京都学派の諸問題
概要・目的 京都学派の哲学(西田、田辺、九鬼、和辻、三木、西谷、高山、戸坂ら)を、テーマ別に取り上げ、その現代的意義を探る。
内容 ・生きる根拠(「絶対無」とニヒリズムの克服)
・創造の論理(「ポイエシス」と「構想力」)
・他者とどう向き合うか(疎隔と交通)
・新たな共同体の原理(「間柄」の倫理と「種」の論理)
・多元的な歴史の捉え方(文化相対主義と世界史の哲学)
・自然との共生(「自然史」の思想と環境倫理)
テキスト・参考文献 授業中に指示する。
教官 高坂史朗 種別 特殊講義 学部(3回生以上)・大学院
曜日・時限 後期 火・4 教室 文学部新館 第3演習室
題目 近代日本哲学史と東アジア
概要・目的 近代日本の哲学史を全体として考察する。また東アジアの比較の中で吟味する。
1.日本の近代化がどのようになされたか
2.西周によってPhilosophyが「哲学」と翻訳された意義
3.明治の時代に西洋哲学がどのように移植されたか
4.日本の哲学がどのように展開されたか
5.日本と東アジアとの思想史・哲学史的連関性
以上のことをを明らかにする。
内容 1 西洋近代と東アジア世界
2 西周と「哲学」
3 東アジアと「哲学」
4 三宅雪嶺・井上哲次郎の日本国家
5 清澤満之の精神主義
6 西田幾多郎『善の研究』の成立の意義
7 昭和6年の思想史的意義
8 和辻哲郎の『人間の学としての倫理学』
9 植民地帝国大学に立つ二人の哲学者
10 東アジア間の思想的対話
テキスト・参考文献 授業中に指示する。
教官 林 晋 種別 特殊講義 学部(3回生以上)・大学院
曜日・時限 後期 水・5 教室 総合研究2号館 第8講義室
題目 パーティシペーションの思想
概要・目的 田辺元の種の論理における「種と個の関係性」の発想の源泉は、フランスの思想家、リュシアン・レビ=ブリュールの分有(participation mystique)の概念と、それに関連するマックス・シェーラーの知識社会学における teilhaben (参加)の概念であったことが、最近の田辺史料研究により明らかになっている。シェーラーとブリュールの親密性をもったパーティシペーションを、田辺は絶対弁証法的葛藤関係に置き換えた。それが種の論理の誕生をもたらしたのである。
これらの社会思想から、約一世紀を経た現在、それに極めて類似した思想がネットの世界を、そして実世界の動かしている。WEB2.0の中心概念「パーティシペーション」である。FacebookやTwitterは、すべてこのパーティシペーションの思想を基にしており、それは政治体制にさえ影響を持つまでになっている。
なぜ、そして、どの様に一世紀前の社会思想は、現代のネット・ヴァーチャル社会の思想に「生まれ変わった」のだろうか。それを解明する。
内容 次の項目を、それぞれ1-2回講義する。
A. 導入部
A1.ビル・オライリーの「参加」:集合知、Yahoo知恵袋、SNS、ジャスミン革命…
A2.個がネットに飲み込まれ「融即」する時代

B. 20世紀初頭の思想群
B1. 田辺元の類・種・個 種の論理
B2. レビ=ブリュールの participation 融即
B3.シェーラーの teilhaben 参加と社会哲学

C. 21世紀の「融即」
C1. ビル・オライリーのWeb2.0の思想と「参加」
C2. 参加型エンタープライズの登場
C3. 参加型エンタープライズとネット社会
C4. 再魔術化の時代のリアリティとしての「融即」

毎回最後の5分程度に質問票を書いてもらう時間をとる.次回に,それの主なものに答える.

テキスト・参考文献 パートBについては、田辺元「種の論理」(岩波文庫)、レビ=ブリュール「未開社会の思惟」(岩波文庫、現在版切れ、古書として手に入る)、シェーラー全集(白水社)などが参考となる。
パートCは、関連する文書の殆どがWEB上の文書や最近の論文である。WEBのものは、適宜URLを紹介する。
その他 KULASIS以外に講義用のサイトを開設し、講義資料、特にパートCの参考文献などを掲示する。そのサイトのURLは最初の講義の際に伝える。

演  習

教官 秋富 克哉 種別 演習 学部(3回生以上)・大学院
曜日・時限 通年 火・2 教室 総合研究2号館 第9演習室
題目 西田幾多郎『一般者の自覚的体系』を読む
概要・目的 西田哲学の展開にとって決定的となった「場所」の思想は、『働くものから見るものへ』所収の論考「場所」において明確な一歩をしるす。しかし、それは直ちにこの画期的な思想の確立を意味するものではない。本演習の目的は、論考「場所」の立場を踏まえながら、その後の発展過程を、テクスト読解を通して吟味し考察することである。主に『一般者の自覚的体系』所収の論考を取り上げながら、西田哲学の運動そのものに立ち向かいたい。
内容 前期は、「場所」思想成立の過程を確認するため、純粋経験/自覚との連関を押さえながら、『働くものから見るものへ』所収の「左右田博士に答ふ」から出発し、次いで『一般者の自覚的体系』所収の論考に進む。後期も、引き続き『一般者の自覚的体系』を読み進めていく。取り上げる予定の論考は、「述語的論理主義」「自己自身を見るものの於いてある場所と意識の場所」「叡智的世界」「一般者の自己限定」であるが、進度を踏まえながら適宜調整していきたい。
テキスト・参考文献 西田幾多郎『西田幾多郎全集 第4、5巻(旧版)、第3、4巻(新版)』(岩波書店) (テクストはこちらでも準備する。)
その他 毎時間、プロトコルと報告の担当者は、レジュメの用意が必要である。また、テクストを読んでいることを前提に授業を進めるので、参加者は最低限該当箇所を予習して臨むこと。質問等は、講義後あるいはメール(アドレスは、授業中に指示)で行う。
教官 芦名定道 種別 演習 学部(3回生以上)・大学院
曜日・時限 通年 水・4 教室 キリスト教学 研究室
題目 日本・アジアのキリスト教──波多野精一(5)──
概要・目的 日本・アジアのキリスト教の歴史を振り返りつつ、その新しい思想的可能性を探ることは、日本におけるキリスト教思想研究にとって重要な意味を有している。今年度取り上げられる波多野精一は近代日本を代表するキリスト教思想家であるが、この演習では、波多野のテキストを精読することを通して、波多野の宗教思想についての理解を深め、キリスト教的宗教哲学の可能性について考える。
内容 本年度は、昨年度まで完了した、波多野宗教哲学三部作(『宗教哲学』『宗教哲学序論』『時と永遠』)それぞれの個別的な内容から、波多野宗教哲学の体系的理解へと考察が進められる。宗教哲学の方法論、体系構成、事実・経験概念、哲学的人間学、宗教類型論といった宗教哲学の基礎に関わる事項、あるいは、神秘主義と擬人観、愛、死、象徴、他者、永遠、創造、救済などの個々のテーマとについて、三部作を縦横に用いた分析を行いたい。それによって、波多野宗教哲学を、トレルチ、ハイデッガー、ティリッヒ、レヴィナス、西田幾多郞らとの本格的な比較が可能になるもの と思われる。合わせて、これまでの演習で扱えなかった文献(「西洋宗教思想史(希臘の巻)」)についても精読を行いたい。演習は、テキストの精密な読解に基づいて、関連事項について考察し、波多野研究を参照しつつ進められる。
テキスト・参考文献 テキストはコピーして配付する。
その他 受講者は、毎時間のテキストの予習と演習への積極的参加が求められ、特に前期後期各一回以上の発表担当が課せられる。演習に関わる質問は、オフィスアワー(木2・金3)を利用するか、メール(アドレスは、授業にて指示)で行うこと。
教官 林 晋 種別 演習 学部(3回生以上)・大学院
曜日・時限 通年 金・2 教室 文学部新館 第2講義室
題目 田辺元を読む
概要・目的 手稿・日記などの一次資料を通して過去の偉大な思索者の思想を読み解く.今年度の対象は,哲学者田辺元の種の論理が誕生した昭和9年の特殊講義「認識の形而上学」の講義準備ノートである.これは田辺の読みにくい筆跡のため,田辺元没後約50年間,哲学の専門家にも読めなかった史料だが,史料分析用ITツールを利用することにより,田辺哲学を理解していない学部学生でも十分解読ができている.演習を通して,まだ誰も読めていない史料を始めて読むことの面白さを経験してもらう.
内容 まず史料の背景を説明する講義を行い,その準備のもとで演習を行う.史料読みの演習では, 史料のオリジナルではなく,その電子画像を使かい,難解な崩し字を読むために,歴史史料研究用のツール SMART-GS を使う.出席者の知識や能力に応じて,講義と演習の比重は変化する.史料2枚(原稿用紙2枚)程度を,2名のチームで担当し,1チームが2,3週を担当することを計画しているが,参加者の人数などで変化する.
テキスト・参考文献 なし
その他 手稿分析などに史料分析用ソフトウェアSMART-GSを多用する.講義参加者用のノートPCを数台用意しているが,自習などを考慮し自分のPCを持ってくるとよい.データなどは,外付けハードディスクに入れて貸与する.
教官 藤田正勝 種別 卒論演習 学部
曜日・時限 隔金・3‐4 教室 日本哲学史研究室
題目 卒論演習
概要・目的 卒業論文の作成に向けて、その準備を行う。
内容 卒業論文の作成に必要な事項について学ぶとともに、参加者の発表 をもとに日本哲学史上の諸問題について議論し、卒業論文作成の準備 を行う。日本哲学史専修4回生以上は必修。
教官 藤田正勝 種別 演習II 大学院
曜日・時限 隔金・3‐4 教室 日本哲学史研究室
題目 日本哲学史の諸問題
概要・目的 参加者の発表を中心に、日本哲学史上の諸問題について討議を行う。
内容 参加者の発表と討議を中心に行う。参加者それぞれが研究するテーマについて発表を行い、それをもとに日本哲学史上の諸問題について議論する。日本哲学史専修大学院生は必修。

講  読

教官 水野友晴 種別 講読 学部(2回生可)
曜日・時限 通年 木・4 教室 文学部新館 第5講義室
題目 西田幾多郎『善の研究』講読
概要・目的 『善の研究』に代表される初期西田哲学のテキスト群は、西田哲学のみならず近代日本哲学全体の土台をなしているといっても過言ではない。『善の研究』が世に問われて100年、それらにどのような由来があるのか、また、それらを見ることを通してどのような世界貢献と現代社会への応用の可能性が開かれてくるのか、本講義では積極的なディスカッションを通じて以上のことがらを学び、深め、共有する場を提供することを目的とする。
また、『善の研究』を正確に読むためには、同時代の哲学に対する基礎的教養を有している必要があるが、本講読では補助教材等を利用してそういった知識を習得することも併せて目的とする。
内容 本講読では『善の研究』を章単位で読み進めてゆくことにする。あらかじめ設定した課題に基づいて参加者が発表を行い、発表後、講評やディスカッションを通じて『善の研究』の背景と思想的意義、さらには発展の可能性などについて考究してゆくことにしたい。
参考文献 西田幾多郎『善の研究』(岩波文庫) (本講読では、岩波文庫版の『善の研究』を底本とするので、必ず入手のこと)
西田幾多郎/全注釈小坂国継『善の研究』(講談社学術文庫)
その他 本講読では、学生による積極的な授業参加を期待している。特に授業中におけるディスカッションへの参加を重視しているので、欠席せず、自らの所信を臆することなく披露するようにしてもらいたい。

日本学術振興会平成26年度採用分海外特別研究員募集の〆切について

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京都大学大学院文学研究科から日本学術振興会平成26年度採用分海外特別研究員を申請する方は下記の〆切日までに京都大学大学院文学研究科総務掛へ申請書類をご提出願います。

〆切 : 平成25年4月16日(火)

電子申請システムでの提出後、プリントアウトしたものを2部、文学研究科総務掛へ提出して下さい。

なお、研究者養成事業用の電子申請IDをお持ちでない方は申請者登録依頼(海外特別研究員)をご記入の上京都大学文学研究科総務掛へご提出ください。

京都大学文学研究科総務掛 010somu@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp

日本学術振興会平成26年度採用分特別研究員RPD募集の〆切について

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京都大学大学院文学研究科から日本学術振興会平成26年度採用分特別研究員RPDを申請する方は下記の〆切日までに京都大学大学院文学研究科総務掛へ申請書類をご提出願います。

〆切 : 平成25年4月15日(月)

[提出書類]
「募集要項」11の(3)①,②に定める所定の提出書類 (「募集要項」11の(4)①の提出方法によること。)
申請書1~4ページの写しを2部

なお、日本学術振興会研究者養成事業用の電子申請IDをお持ちでない方は申請者登録依頼(特別研究員)をご記入の上、京都大学文学研究科総務掛へご提出ください。

京都大学文学研究科総務掛 010somu@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp

日本学術振興会平成26年度採用分特別研究員PD,DC2,DC1募集の〆切について

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京都大学大学院文学研究科から日本学術振興会平成26年度採用分特別研究員PD,DC2,DC1を申請する方は下記の〆切日までに京都大学大学院文学研究科総務掛へ申請書類をご提出願います。

〆切 : 5月7日(火) 〆切厳守

[提出書類]
「募集要項」10の(3)①,②に定める所定の提出書類 (「募集要項」10の(4)①の提出方法によること。)
申請書1,2ページの写しを2部

なお、日本学術振興会研究者養成事業用の電子申請IDをお持ちでない方は申請者登録依頼(特別研究員)をご記入の上、京都大学文学研究科総務掛へご提出ください。

京都大学文学研究科総務掛 010somu@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp

山下孝輔

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―業績―
(1) 論文
1) 「後期ローマ帝国における農民逃亡と法形成」『西洋古代史研究』11、2011年、39~61頁。
(2) 書評
1) (書評)「Serena Connolly, Lives behind the Laws : The World of the Codex Hermogenianus, 2010」『史林』95‐4、2012年、687~692頁。
(3) 学会・研究会報告
1) 「ローマ帝国の農村社会における紛争解決と法の運用」属州研究会、同志社大学、2012年4月。

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主要刊行物-上原麻有子-

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論文

  • « « La langue philosophique » de Nishida Kitarô : la traduction et l’interprétation » Revue d’Ėtudes japonaises du CEEJA Benkyô-kai No 2, 2006,Centre Européen d’Ėtudes Japonaises d’Alsace.
  • 「翻訳と近代日本哲学の接点」『日本哲学史研究』第6号 2009 京都大学大学院文学研究科日本哲学史研究室

共著

  • “Naming and Contingency in Kuki Shūzō: From Philosophy to Literary Theory”, Confluences and Cross-Currents, 2009, Nanzan Institute for Religion and Culture.
  • 「西田幾多郎 人間的存在」『日本哲学小史 ― 近代100年の20篇』(熊野篇著) 2009 中央公論新社(中公新書)
  • 「翻訳から見る昭和の哲学―京都学派のエクリチュール」『アジア・ディアスポラと植民地近代』(緒形編) 2013 勉誠出

共編著

  • Origins and Possibilities (edited by Heisig and Uehara) 2008, Nanzan Institute for Religion and Culture.

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哲学のヒント

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『哲学のヒント』

藤田正勝著 『哲学のヒント』
2013 岩波書店

<目 次>

序章 「対話」としての哲学
第1章 生—「よく生きる」とは
第2章 私—「有る私」と「無い私」
第3章 死—虚無へのまなざし
第4章 実在—「もの」と「こと」
第5章 経験—生の「脈動」に触れる
第6章 言葉—「こと」の世界を切り開くもの
第7章 美—芸術は何のために
第8章 型—自然の美、行為の美

あとがき


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谷口良生

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―業績―
(1) 学会・研究会報告
1) 「フランス第三共和政における代議員議員選挙の研究―二つの投票形態と候補者選択の過程―」近代社会史研究会、京都大学、2011年10月。
2) 「フランス第三共和政における代議員議員選挙―投票形態と候補者選択の過程―」フランス革命研究会、一橋大学、2012年6月。
3) 「フランス第三共和政における選挙の政治文化―下院議員の選出過程から見る「議会共和政」―」京都大学西洋史読書会第80回大会、京都大学、2012年11月。

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福元健之

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―業績―
(1) 書評
1) 阿部拓児、西山喬貴、福元健之、南雲泰輔(共著)「書評 田中きく代、中井義明、朝治啓三、高橋秀寿編著『境界域からみる西洋世界』」『史林』第95巻第6号、2012年、pp. 100-106
2) 大窪一也、住友一木、福元健之、増永理考(共著)「書評 A. Janku, G. J. Schenk, and F. Mauelshagen (eds.), Historical Disasters in Context: Science, Religion, and Politics」『史林』第96巻第1号、2013年、pp. 215-220

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2013年度 研究室名簿

【教授】
佐藤 昭裕(スラブ言語学)

1982年以来文学部の言語学講座、言語科学講座に所属していたが、開設とともにスラブ専修の担当教授となる。現在では、中世スラブ語、特に11世紀から13世紀にかけてのロシア文章語の歴史とその過程における古教会スラブ語の影響が研究の中心である。主著に『中世スラブ語研究―『過ぎし年月の物語』の言語と古教会スラブ語―』(京都大学文学研究科 2005年)がある。同時に、20世紀ポーランド文学にも深い興味を持ち、1997年以来、ポーランド文学の演習を行っている。

【学生】

- 博士課程 -
 小椋 雄策
 高田 映介
 Olena Brydnja
 村上 俊行
 齋須 直人

- 修士課程 -
 名方 千恵

- 学部生 -
 小宮山 晴香
 下村 凛太郎

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2013年度 開講授業

月曜 火曜 水曜 木曜 金曜
1
2

佐藤昭裕

特殊講義(学・院)

「古教会スラブ語研究」

佐藤昭裕

演習(学・院)

「ポーランド文学演習」

佐藤昭裕

講読(学)

「ロシア文学講読」

3

服部文昭

特殊講義(学・院)

「ロシア語学の諸問題」

Bogna Sasaki

語学(学・院)

「ポーランド語初級 II」

Svetlana Vinogradova

外国人実習(学・院)

「ロシア語実習」

4

佐藤昭裕

演習(学・院)

「ロシア文学演習」

Bogna Sasaki

語学(学・院)

「ポーランド語中級 II」

楯岡 求美

特殊講義(学・院、後期)

「19世紀ロシアの演劇:受容と展開」

佐藤昭裕

語学(学・院)

「ポーランド語初級 I」

5

Valerij Grecko

特殊講義(学・院、前期)

「近現代ロシア文学研究」

Valerij Grecko

演習(学・院、後期)

「ロシア文芸批評」

International Workshop The Ontology of Asian Philosophy

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International Workshop
The Ontology of Asian Philosophy
– Perspectives from Buddhist Studies and Analytic Philosophy April 13 & 14 10:00-18:00
at Main Conference Room, West Wing 2F, Omiya Campus, Ryukoku University, Kyoto.

April 13 Sat.

10:00 – 10:10 – Opening Remark
10:10 – 11:10 – What exists in Buddhist philosophy?

Shoryu Katsura, Ryukoku University, Japan 11.10 – 11.20 – Tea Break

11.20 – 12.20 – Abhidharma Ontology and its Defense Mark Siderits, Illinois State University, U.S.A

12.20 – 1.30 – Lunch
1.30 – 2.30 – I am a Brain in a Vat (or perhaps a pile of sticks by the side

of the road), Jay Garfield, Smith College, U.S.A 2:30 – 3:30 – Serious, Lightweight or Neither?

Tom Tillemans, University of Lausanne, Switzerland 3.30- – 4.00 – Tea break

4.00 – 5:00 – Existence and meaning: Indian grammarians’ approach to ‘existence’ Hideyo Ogawa, Hiroshima University, Japan

5:00 – 6.00 – General Discussion 6.00 – Dinner

April 14 Sat.

10:00 – 10:10 – Opening Remark
10:10 – 11:10 – Self and Body in the Zhuangzi

Kai-Yuan Cheng, Institute of Philosophy of Mind and Cognition,

National Yang-Ming University, Taiwan 11.10 – 11.20 – Tea Break

11.20 – 12.20 – How to meditate with the knowledge of particulars and universals for attaining enlightenment? — Huizhao on svalakṣaṇa and sāmānyalakṣaṇa

Chen-kuo Lin, National Chengchi University, Taiwan

12.20 – 1.30 – Lunch
1.30 – 2.30 – Logic of Emptiness; Nishitani, Jizang, and Para-consistency

Yasuo Deguchi, Kyoto University, Japan 2:30 – 3:30 – Metaphysical Anti-Foundationalism

Ricki Bliss, Kyoto University, Japan 3.30 – 4.00 – Tea break

4.00 – 5.00 – Deflationary Existence and Necessity
Takashi Yagisawa, California State University, Northridge, U.S.A.

5:00 – 6.00 – General Discussion 6.00 – Dinner

杉本陽奈子

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―業績―
(1) 論文
1) 「古典期アテナイの職人に関する一考察」『西洋古代史研究』11、2011年、15-37頁。
(2) 書評・紹介
1) 「ロビン・オズボン著(佐藤昇訳)『ギリシアの古代―歴史はどのように創られるか?―』」『史林』94-6、2011年、110-111頁。
(3) 学会・研究会報告
1) 「古典期アテナイにおける海上交易商人」属州研究会、同志社大学、2012年4月。

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安平弦司

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―業績―
(1) 書評
1) 「書評 Christine Kooi, Calvinists and Catholics during Holland’s Golden Age: Heretics and Idolaters」『史林』第96巻第2号、2013年、114-120頁。

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優秀な課程博士論文の出版助成制度

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平成25年度総長裁量経費を得る予測のもとに、京都大学文学研究科における優秀な課程博士論文の出版助成事業を行うことになりました。これは、過去5年間に課程博士論文として審査された論文を対象に公募・審査のうえ、最も優れたもの数点を選んで出版助成を行うものです。文学研究科博士後期課程を修了された若い研究者の皆さんには奮って応募してくださることを願います。

1.公募対象: 文学研究科に提出され、平成20年4月~平成25年3月に論文審査を終えた課程博士論文。ただし、調査委員(主査ないし副査)による推薦のあるもの。
2.出版助成金: 1件につき100~150万円(未定)
3.申請時に提出するもの: 1)完成原稿(プリントアウトしたもの)3部
2)目次 3部
3)要旨(4,000字程度) 3部
4)論文調査委員による推薦状 1通(厳封)
4.申請の締切: 平成25年4月26日(金) 厳守
5.提出先: 文学研究科総務掛
6.出版の期日: 平成26年3月31日までに出版が可能なもの
7.出版社: 各自が出版社を選んでよいが、出版契約は京都大学文学研究科との間で結ぶ。

文学研究科内に審査委員会を設けて審査し、結果は平成25年5月中旬に発表します。

平成25年4月4日

京都大学大学院文学研究科

2013哲学購読・課題

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哲学講読・課題

2013年4月8 日


今年度の哲学講読にご参加の方へ

出口先生からレポート課題が出ておりますので、ダウンロードしてご確認ください。
提出日は、出口先生の担当の最初の授業です。注意して指示通りに提出してください。

【2013講読課題】

2013年度 講義題目

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※ 2012年度の講義題目はこちら    

2013年度  講義題目

特殊講義 氣多雅子 火4 西田哲学と現代思想 [授業の概要・目的]  

西田幾多郎の思想が現代の宗教哲学的課題を考察する上でどのような意義をもつかということを、多様な角度から明らかにしたい。

[授業計画と内容]

授業で取り上げたい論点は二つある。一つは、西田の中期・後期の思想において論じられている個人的自己と社会的自己の問題である。西田の考え方を明らかにするとともに、それをG.H.ミードの社会的自我の考え方とつきあわせて、両者の思想の特質と限界を考察する。もう一つは、生命という概念をめぐる問題である。西田の著作には重要な箇所で「生命」という語がしばしば持ち出されている。現代の生命科学の成果や直面する環境問題などを踏まえた議論のなかで、西田の生命の概念がもっている意義について考える。ただし、この授業は予定通りに授業を進めることよりも、担当者が課題を追究しつつ行なう思索の導きに従うことを重視する。

特殊講義 芦名定道 水3 キリスト教思想研究入門 [授業の概要・目的]  

この特殊講義は、すでに系共通科目「キリスト教学講義」を受講し、キリスト教思想研究に関心のある学部生、あるいはキリスト教研究の基礎の習得をめざす大学院生を対象に行われる。キリスト教思想研究を目指す際に身につけておくべき事柄について、またいかなるテーマをどのように取り上げるのかについて、解説を行う。

[授業計画と内容]

今年度前期は、「キリスト教と宗教哲学」という研究テーマについて、主要な問題や思想家を取り上げることによって説明が行われる。主要な問題としては、伝統的な理性と啓示、悪と神義論、予定と自由意志、形而上学と神などを挙げることができるが、主に近代以降の問題状況が中心になる。シュライアマハー、トレルチ、ホワイトヘッド、ティリッヒ、ブーバー、波多野精一、西谷啓治、リクールらを取り上げる予定である。
 後期は、「アジアのキリスト教思想」という研究テーマについて、多様な文脈を整理しつつ、検討が行われる。日本では、植村正久、海老名弾正、内村鑑三、賀川豊彦など、韓国では、土着化神学、民衆の神学、中国・台湾では、宋泉盛、Pan-Chu Lai、インドでは、Aloysius Pierisなどの思想を紹介し、アジアのキリスト教思想研究の可能性を探りたい。

特殊講義 安藤泰至
前期
集中講義
現代社会における死生の問いと宗教 [授業の概要・目的]  

宗教はこれまで、今・ここで生きる人間にとっての「生とはなにか?」「死とはなにか?」という問いを最も根源的なかたちで問うてきたと言えよう。しかし、現代社会において、そうした死生の問いは医療技術などによる広い意味での生命操作によって深く浸食されており、そうした事態は現代の生命倫理問題において最も典型的に表れている。生命倫理の諸問題は、表面的には非常に新しい倫理問題のように見えて、実は医療や生命科学技術の飛躍的な進展のもとで、人類が宗教において問い続けてきた伝統的な死生の問いをいま一度新しいかたちで問い直すものであるとも言える。本講義では、生命倫理におけるさまざまな具体的な事例をもとに、それらが利害の調整やそのための手続きを主とする既存の生命倫理学ではとらえきれない、根源的な死生の問いを私たちに投げかけていることについて、受講生とともに考えてみたい。

[授業計画と内容]

4日間の集中講義のうち、前半の2日間は主として「いのちの始まりをめぐる生命倫理問題(妊娠中絶・生殖補助技術・出生前診断など)」、後半の2日間は主として「いのちの終わりをめぐる生命倫理問題(脳死臓器移植・安楽死・終末期医療など)を取り上げる。
それぞれのテーマについて、単になにが問題になっており、いまどのような議論が行われているのかについての「解説」に終わるのではなく、受講生といろいろやりとりやディスカッションをしながら、各人の生活、人生における実感をもった問いとしてこうした諸問題を受け止めていけるように講義を進めたい。

演習 氣多雅子 火5 M. ハイデッガー「フライブルク講演」を読む [授業の概要・目的]  

ハイデッガーの「フライブルク講演」をテキストとして演習を行う。哲学のテキストの読み方を訓練するとともに、後期ハイデッガーが思考の根本命題をめぐって行なった透徹した思索について理解を深める。

[授業計画と内容]

「フライブルク連続講演思考の根本命題」(1957年)は、後期ハイデッガーの思想を示す代表的な著作の一つである。そこで展開されているのは、古代ギリシアから思考の根本命題(同一律、矛盾律、排中律)と呼ばれて来たものを、その成立の基盤から掘り起こし根柢から経験し直してゆく、比類ない思索の試みである。授業では、毎回担当者を指名して読解し、その内容について一緒に考えてゆく。

演習 杉村靖彦
後期
 水5
レヴィナスの哲学コレージュ講演原稿を読む [授業の概要・目的]  

現在刊行中のレヴィナス著作集の第2巻 (Oeuvres 2, Parole et Silence et autres conférences inédites au
Collège philosophique, Grasset/Imec, 2011) には、ジャン・ヴァール主宰の哲学コレージュでレヴィナスが1947年から1964年までに行った講演原稿の大半が収められている。これらの原稿は、初期の代
表作『実存から実存者へ』(1947) から主著『全体性と無限』(1961)の時期までのレヴィナスの道程を如実に伝える貴重な資料である。本演習では、いずれかの講演を選び、公刊著作との内容的な連関をたえず確認しながら精読していく。この新資料の読解を通して、『全体性と無限』に結実するまでのレヴィナスの思索の紆余曲折を照らし出し、新たな解釈へとつながりうる論点を掘り起こしていきたい。

[授業計画と内容]

最初の授業で、哲学コレージュでレヴィナスが行った一連の講演について最小限の予備知識を与えるべく、教師が解説を行う。その後の授業では、訳読および要約の担当者を決め、1回2-3頁ほどのペースで読み進めていく。

演習 杉村靖彦
後期
金2
M.Hénaff, Le prix de la vérité. Le don, l’argent, la philosophie を読む  [授業の概要・目的]  

 M・エナフはレヴィ=ストロースに関する研究でよく知られているが、哲学と人類学とを往還しつつ注目すべき仕事を次々と発表してきた人物である。2002年刊行のこの著作は、モース以来の人類学における贈与論を哲学知の伝達の無償性という主題に接続した上で、無償の贈与交換と貨幣による等価交換の対比とその歴史的変遷を人類史的なスケールで描いたもので、大きな反響を呼んだ。そこではまた、供儀の営みや超越者への負債感情といった宗教的事象も贈与論的な視点から考察し直されており、贈与や交換という問題を宗教哲学的に問い直す上で導きとなる洞察を数多く含んだ書である。授業では、重要な論点を含む箇所を抜粋して、ある程度の速度で読み進めていきたい。

[授業計画と内容]

最初の授業で、教師がこの著作の全容を解説し、その後は訳読および要約の担当者を決めて、1回4,5頁程度のペースで読んでいく。分野横断的な著作なので、どの面に重点を置いて読み解いていくかは、出席者の顔ぶれを見て決めることにしたい。

演習Ⅱ 氣多雅子
杉村靖彦
金3・4(隔週) 宗教哲学
基礎演習・卒論演習
[授業の概要・目的]  

宗教哲学に関わる基本文献を教師とチューター役の大学院生の解説を手がかりに読み進めていくことで、概論と専門研究の橋渡しになるような知識と思考法の獲得を目指す。また、3回生以上の参加者は、卒論執筆に向けた研究発表を行う。
宗教学専修の学部生を主たる対象とするが、哲学と宗教が触れ合う問題領域に関心をもつ2回生、および他専修学生の参加も歓迎する。

[授業計画と内容]

宗教哲学の基本文献と言えるような著作や論文を数点選び、事前に出席者に読んできてもらう。そして、毎回教師とチューター役の大学院生の解説をもとに、質疑応答と議論を行っていく。また、研究発表の際には、論述の仕方や文献の扱い方なども指導し、論文の書き方を学ぶための機会とする。

演習Ⅱ 氣多雅子
杉村靖彦
金3・4(隔週) 宗教学の諸問題 [授業の概要・目的]  

 演習参加者が、宗教学の諸問題のなかで各人の研究するテーマに即して発表を行い、その内容をめぐって、全員で討論する。研究発表の仕方と討論の態度を訓練するとともに、各人の研究を進展させることが目的である。
 

 [授業計画と内容]

最初の授業で、参加者の発表の順番とプロトコールの担当者を決定する。各人の発表は二回にわたって行う。即ち、発表者は1時間以内の発表を行い、続いてそれについて討論する。発表者はその討論をうけて自分の発表を再考し、次回にその再考の結果を発表して、それについてさらに踏み込んだ討論を行う。したがって、1回の授業は前半と後半に分かれ、前半は前回発表者の二回目の発表と討論、後半は新たな発表者の一回目の発表と討論となる。

講読 鶴真一
前期
後期
木4
Mackie, The Miracle of Theism を読む  [授業の概要・目的]  

・この授業は宗教学関連の原典を読むことを目的とするものです。原典に当たる経験を積んでもらうだけでなく、とりわけ宗教哲学における議論や知識を学んでもらうことを企図しています。
・テキストとして、マッキーの『有神論の奇蹟』を読み進めていきます。マッキー(John Leslie Mackie, 1917-1981)はオーストラリアの倫理学者として有名ですが、この著書は「神の存在証明」に関する議論を一通り解説した上でマッキーの独自の解釈が平易な英語で記述されており、宗教哲学の入門書として最適なものとなっています。

[授業計画と内容]

・事前に担当者を決め、自分の担当箇所を発表してもらいます。担当者は自分の担当箇所を責任をもって訳出し、質問された場合に回答できるよう内容についても十分に理解しておいてください。
・発表内容にもとづいて、読解に関する指摘や考え方について講師から解説を加えます。

講義 氣多雅子 月5 系共通科目(宗教学)講義  
 [授業の概要・目的] 

宗教哲学を中心に、宗教研究がどのような歴史を経て、どのような必然性をもって展開してきたかを明らかにすることによって、宗教学の多様な可能性について考察する。それを通じて、宗教とはいかなる事象であるかということについて、理解を深めることが、この授業の目的である。

[授業計画と内容]

以下のような課題について授業をする予定である。 1.宗教という概念(概念の成立、多義性、変容) 2.「宗教学」という言葉とその多義性(成立の経緯、研究の諸分野) 3..近代以前の宗教研究の歴史(神話的思惟と哲学的思惟、キリスト教と神学) 4.近世における宗教的状況の変容(宗教改革、近代科学の成立、理神論の登場) 5.宗教哲学の成立一(カント哲学の意義) 6.宗教哲学の成立二(シュライアマッハーの思想) 7.宗教哲学の展開(ドイツ観念論) 8.宗教批判の進展とニヒリズム(フォイエルバッハ、ニーチェ) 9.否定性をはらんだ宗教哲学(キェルケゴール、ハイデッガー) 10.日本の宗教哲学(西田幾多郎、波多野誠一、西谷啓治)

CAPEレクチャー ジャン・ガイヨン教授(パリ大学(ソルボンヌ))講演会

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CAPEレクチャー

ジャン・ガイヨン教授(パリ大学(ソルボンヌ))講演会

Jean Gayon (professeur, Université Paris I-Panthéon-Sorbonne, Institut d’histoire et de philosophie des sciences et des techniques)

2013年4月9日4時半~

京都大学文学部校舎一階会議室

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_y.htm

(上記地図の8番の建物にて行われます)

タイトル:酵素は機能を持つのか?

1970年代以降、生物の「機能ffunctlon)」 をどのように理解するかという問題は科学哲学における 1
つ の 争 点 とな り、ダ ー ウ ィン 進 化 論 へ の 哲 学 的 反 省 の 深 化 と共 に 、多 くの 学 説 が 提 出 され て き た 。主 著『 ダ ー ウ ィ ン と ダ ー ウ ィ ン 以 後 』 以 来 生 物 学 を め ぐ る 哲 学 的 諸 問 題 に 取 り 組 ん で き た ガ イ ヨ ン 教 授 は 、 本講演で「酸素は機能をもつと言えるか?」 というミクロの極限事例、「生物個体は集団や種にとって の機能をもつと言えるか ?」 および「種は生態系にとっての機能をもつと言えるか ?」 というマクロの極 限 事 例 に 現 代 の 哲 学 的 諸 説 が ど う 答 え う る の か を 診 断 し 、錯 線 し た 問 題 群 に 鮮 や か な メ ス を 入 れ る 。

(講演は英語、通訳なし)

CAPE 台日生物学哲学ワークショップ

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CAPE Taiwan-Japan Philosophy of Biology Workshop
CAPE 台日生物学哲学ワークショップ

Date : March 15 (Fri.), 2013
Place: Kyoto University, Graduate School of Letters
(京都大学文学研究科)
Lecture Room 1 (第一講義室)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_y.htm
(number 8 of the above map)

台湾の国立中正大学より、生物学哲学を研究されているRueylin Chen(陳瑞麟)先生とその門下の若手お二人をお招きし、台日の科学哲学者の交流のワークショップを開催したいと思います。生物学哲学に関心を持つ多くの方の参加をお待ちしています。

Schedule
10:45-12:00 Hsien-I Chiu (National Chung Cheng University)
“Why phylogenetics can’t solve the problem of species concept”
commentator:  Yuichi Amitani (Kyoto University)

13:00-14:15 Senji Tanaka (Keio University)
“The organism problem”
commentator :Rueylin Chen(National Chung Cheng University)

14:30-15:45 Hsiao-Fan Yeh (National Chung Cheng University)
“The integration of mechanism discovery, phenomenon investigation and experimental discovery in biological practice”
commentator: Yuuki Sugawara (Kyoto University)

16:00-17:15 Rueylin Chen (Professor, National Chung Cheng University)
“Darwin’s debt to Malthus’s theory of population: a structural approach.” (coauthored with Jean-Sebastien Bolduc)
commentator: Tetsuji Iseda (Kyoto University)

Sponcered by: Center for Applied Philosophy and Ethics (CAPE), Kyoto University

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