「経学史研究的回顧与展望―林慶彰先生栄退紀念検討会」が、中国哲学史研究室主催、北京大学礼学センターならびに京都大学教育研究振興財団の協賛のもと、2015年8月20日、21日の両日にわたって、京都大学文学研究科第三講義室において行われた。
参加者は、台湾から49名、中国大陸から31名、日本9名、香港8名、韓国2名、米国・イギリス・ドイツ各1名の総勢102名で、聴講した学生も含めれば115名という、経学史研究史上では、おそらく空前絶後の規模の国際会議となった。
発表者は全部で87名(当日のスケジュールや発表の題目は、会議議程を参照)、8つのセクションを作って発表と討議を行った。
本会議は、規模的なことは言うまでもなく、内容的にも非常に充実した会議となった。これは世界の経学研究史において、おそらく永遠に記憶される、文字通り記念すべき会議となり、また、世界的に著名な林慶彰先生の退職を記念する会にふさわしいものになったと確信している。
また、このような国際会議を、京都大学で開催したことは、京都大学文学研究科の、経学の分野における、創設以来の貢献がいかなるものであったかを示すとともに、今後、本研究科中国哲学史研究室が教育研究を進めて行くうえでも、極めて重要な学会となったものと思われる。
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