日時:2014年3月15日 14:00-17:00
場所:京都大学文学研究科 第一講義室
(http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_y.htmの8番の建物です)
発表者・タイトル:
相澤伸依(東京経済大学)「フーコーと異議申し立て」
神崎宣次(滋賀大学)「異議申し立てと予防」
通常のばあい倫理学は「理性的かつ自由な」討議に基づく社会的意思決定を想定し、重視しますが、現実の社会問題の場面ではそのような(理想に近い)コミュニケーションが可能であるとは限りません。特定の業界あるいは文脈において優越的なステークホルダーにとって不利益となるような意見は抑圧される可能性があるからです。このような場合には、通常の場合に倫理学が想定しているのとは異った意見表明、異議申し立ての形式が必要になるかもしれません。本研究会は、そのような異議申し立てのさまざまな形式を検討し、そのようなコミュニケーションの可能性に対する倫理学的なアプローチを模索すること目的とするものです。
なお、この研究会は平成25年度 科研費 基盤研究(B)課題番号 25284004
「「組織の社会的責任」に関する哲学・倫理学的研究」(代表者: 水谷雅彦 京都大学)
の一環として行われます。
また第一回は、2013年9月21日に京都生命倫理研究会でのワークショップとして開催されています。
皆様のご参加をお待ちいたしております。